ライオンくんは庭にでるのが大好きで、
朝は網戸につけたペットドアの
ロックをあけてほしいアピールで、
ドアのまえででまちをしたりも
していました。
でもこの1か月くらい、なんかヘンで。
ペットドアのまえまできてるのに、
あたまでドアを半分あけて、
スっともどる・・・
あたまだけでたりはいったり・・・
結局、庭にでない。
いつもはペットドアをでると、
すぐ左の芝生にはしっていくのに、
ものすごいヘアピンカーブで、
右方向の小道へかけぬけていき、
ものすごい遠回りをして、
芝生へもどってきたり。
私が芝生のところへでるときには、
ついてきてスっと一緒に芝生へでるのに、
1匹だけだとどうもダメ。
庭に幽霊でもいて、
こわがってるんだろうかとか、
おもったりしていました。
+ + +
そんなある日の夕方。
チラっと庭をみるとなんかいる・・・
グレーのちっちゃいのが・・・
え?・・・と思ったらそのそばに、
さらにそれよりちっちゃいのが。
ネズミの親子です。
ようすをみていると結局、
子ネズミは3匹。
いろいろあるので、いないほうが、
いいのですけど、まぁ・・・カワイイ。
クリっとした目、つややかなグレーの毛並み。
ちいさな手足、ちょこまかとした動き。
みとれてしまいました・・・。
でもライオンくんにとっては、
ちょっと怖い存在だったのかも、
しれません。
+ + +
今年の春ごろから、
庭の一角に野菜くずと土をまぜた
コンポストを作っていたのですが、
たまに、土にうめたはずなのに、
なんか野菜くずがでてるなって、
ことがありました。
コンポストで大パーティーをしてる、
ダンゴムシやミミズがやったのかなと、
思っていましたが、
たぶんそれもネズミだったのかな。
インコのたべた雑穀のカスを芝生にまいて、
イネ科の植物を生やしたりしていましたが、
その雑穀もネズミたちにとって、
ごちそうになってしまっていたようでした。
+ + +
そんな風に私がネズミを認識したあと、
不思議なことがおきました。
不思議というか、なんというか。
不思議でもないのかもしれませんが。
ライオンくんが、ペットドアから、
ためらいなく外にでて、
すぐに芝生のほうへいくようになったのです。
別に・・・私は、ネズミを、
追い払ったわけではなかったのですが、
ライオンくんにとってみれば、
「僕は警戒していましたが、
あなたたちは気づかなかったので、
僕はずっと警戒していました!!!
僕の警戒ムーブの意図を、
あなたたちはかなりながいこと、
くみとってくれませんでしたね(汗)
でも、どうやら気づいたので、
僕は警戒レベルをさげます。」
そんなようなことだったのかも。
だとしたら、なんて賢いのでしょう!
そして、なかなか気づかなくてごめんなさい!
そんなライオンくんの謎の警戒ムーブの
お話でした・・・